好評!?につき、第2段!今回は、血液循環に関して、語呂合わせを考えてみました。
介護技術と同様に、左右、心房心室、動脈静脈など、対になる言葉が沢山あって分かりにくい。心臓は4つの部屋に分かれていて、どこがどこに繋がるかが、ややこしい。
よって、今回も語呂合わせを使って、これを機に覚えてしまいましょう。
連想しやすいように、覚えやすい文章を考えてみました。
覚える名前が沢山あるので、5つのステップに分け、徐々に組み立てていきます。
(1)カウボーイとハイボール
(2)カウボーイと三千の牛、ハイボールで暴走さらし
(3)最後から最初に戻って血液循環
(4)心臓から鼓動
(5)肺は反対
①カウボーイ
体(カ)から、右(ウ)心房(ボ)に繋がる。
体 ⇒ 右心房
②ハイボール
肺(ハ)から、左(イ)心房(ボ)に繋がる。
(※左 ⇒ ヒ [ダリ] ⇒転じてイ)
肺 ⇒ 左心房
※「と」「の」「で」等の助詞はゴロ合わせに含めない。
①カウボーイと三千の牛
体(カ)右(ウ)心房(ボ)―イと三尖弁(サンゼン)の右(ウ)心室(シ)
体 ⇒ 右心房 ⇒ 三尖弁 ⇒ 右心室
②ハイボールで暴走さらし
肺(ハ)左(イ)心房(ボ)―ルで僧帽弁(ボウソウ)左(サ)ら心室(シ)
(※左 ⇒ ヒ [ダリ] ⇒転じてイ)
肺 ⇒ 左心房 ⇒ 僧帽弁 ⇒ 左心室
①体と心臓、肺と心臓に分ける
・(2)①を体と心臓に分け、矢印(血管)を引く
・(2)②を肺と心臓に分け、矢印(血管)を引く
②最後から最初に戻って血液循環
・(2)①の最後から、②の最初に矢印(血管)を引く
・(2)②の最後から、①の最初に矢印(血管)を引く
※(1)~(3)で、血液循環はひとまず完成。
(4)では、矢印(血管)に名前をつけます。
(5)では、矢印(血管)に流れる血液の種類を考えます。
①心臓から鼓動 ⇒ 心臓から(行くのが)鼓動(動脈)
(3)の②の4つの矢印は、血管を表します。
血管名は、心臓から見た方向(行きが動脈・帰りが静脈)と、繋がる場所(体・肺)で名前が決まります。
・心臓からの行き(動脈)、体に ⇒ 大動脈(体と大は、漢字が似ている)
・心臓からの行き(動脈)、肺に ⇒ 肺動脈
② ①の逆で、心臓へ帰るのが静脈
・心臓への帰り(静脈)、体から ⇒ 大静脈(体と大は、漢字が似ている)
・心臓への帰り(静脈)、肺から ⇒ 肺静脈
①肺(ハイ)は反対(ハ・んた・イ)
・大動脈(動脈血)、大静脈(静脈血) ← 大はそのまま(動と動、静と静)
・肺動脈(静脈血)、肺静脈(動脈血) ← 肺は反対(動と静、静と動)
※理屈で考えると、下図のようになります。
血液循環(1)~(4)まで正確に把握しないと導き出せないので、『肺は反対』の方がパッと思い起こせます。
(動脈血:肺で酸素をもらい、体まで運ぶ。酸素が多く、二酸化炭素が少ない。)
(静脈血:体に酸素を渡し、肺まで戻る。酸素が少なく、二酸化炭素が多い。)
介助の時に、「左麻痺だと左右どっちが先?」「右麻痺だとどっち側に立つ?」みたいなこと、介護士なら一度は経験があると思います。 「ややこしいので覚えられない。」「 …